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トランプの「国力低下」政策が止まらない!...世界トップクラスの大学を「潰したがる」理由

Destroying America’s Crown Jewel

2025年3月24日(月)16時05分
ハワード・フレンチ(コロンビア大学ジャーナリズム大学院教授)

高等教育を「敵」と見なす

トランプ政権の「国力低下政策」を挙げればキリがないが、ここではその中でも最も狡猾で陰湿とみられるアイデアに注目したい。それはアメリカが誇る世界トップクラスの大学を破壊しようする試みだ。

トランプ政権は複数の前線で既にこれを実行しているが、大半のアメリカ人はその動きを警戒するどころか、気付いてもいないようだ。


大学への攻撃の予兆は、保守派の敵対的な発言に表れていた。J・D・バンス米副大統領は自身もエリート教育の産物でありながら、大統領選前からアメリカの高等教育を「敵」と見なしていた。

トランプ政権はそうした主張に沿って、大学を拠点とする研究への連邦政府の支援金を削減し、留学生のビザ取得を厳格化して、アメリカのキャンパスを多様性に対する戦争の最前線にしている。

最も有害な影響を及ぼしかねないのは、反ユダヤ主義の取り締まりを道具に使い、政府の政治的介入を学部や教室にまで広げていることだ。

政治が大学を乗っ取る

私はトランプ政権の最大の標的となったコロンビア大学で20年近く教授を務めている。

パレスチナ自治区ガザへのイスラエルの攻撃的な戦術に対するキャンパス内の抗議活動は、大学への攻撃の大きな口実にされてきた。トランプ政権はイスラエル批判を、法的に処罰の対象となる反ユダヤ主義と事実上同一視している。

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