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新型コロナウイルス

クルーズ船の外国人船員を忘れるな──押し付けられた危険任務

2020年2月26日(水)11時15分
スリバラ・スブラマニアン

一方、インドネシア政府はインスタントラーメンやビタミンCなどの支援物資を送った。東京のインド大使館は随時最新情報をツイッターに投稿しているが、132人のインド人乗員はもっと具体的な行動を望んでいる。

保安担当の乗員ソナリ・タッカーは動画メッセージの中で、さらに2週間隔離されるのは望んでいないと語り「インドに戻りたい」と訴えた。

明るい兆候もある。乗員たちは年齢が若く、感染率は5%程度だ(乗客の感染率は20%)。日本の病院で治療中の乗員も、容態は安定している。フィリピン人乗員の1人は完全に回復し、退院できることになった。

メイ・ファンティロにも朗報が届いた。フィリピン政府は2月20日、ダイヤモンド・プリンセスの自国民約480人を帰国させるため、チャーター機を派遣すると発表したのだ。もちろん乗員も帰国できる。

From thediplomat.com

<2020年3月3日号掲載>

【参考記事】新型コロナウイルス、人口2.6億のインドネシアで感染者ゼロの怪
【参考記事】新型肺炎で死者が出たフィリピンでドゥテルテと中国への反感が噴出

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