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北朝鮮のサイバー攻撃激化を大手行が危惧 次は米銀か

2017年11月2日(木)18時40分

また、米オバマ政権で司法次官補(国家安全保障担当)を務めたジョン・カーリン氏は、防衛下請け業者や小売業者、ソーシャルメディア企業など他の業種でも、懸念が広がっていると語った。

「彼らは『北朝鮮によるサイバー攻撃が増えるのか』と心配している」と、現在は法律事務所モリソン・フォースターのリスク・危機管理部門の幹部であるカーリン氏は述べた。

一方、米戦略国際問題研究所(CSIS)のサイバー専門家、ジム・ルイス氏は、米国の報復を考えれば、北朝鮮が米銀に破壊的な攻撃を仕掛けてくる可能性は低いとの見方を示した。

米連邦準備理事会(FRB)や通貨監督庁(OCC)からの出席者はコメントを控えた。FRBもOCCも近年、サイバーセキュリティーを強化している。

(翻訳:伊藤典子、編集:下郡美紀)

Jim Finkle and Alastair Sharp

[ワシントン/トロント 31日 ロイター]


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Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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