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ドイツでレストラン爆発、死亡したのは難民申請拒否されたシリア人男性

2016年7月25日(月)13時10分

7月25日、ドイツ南部バイエルン州アンスバッハのレストランで24日夜、爆発が起き、1人が死亡し、12人が負傷した。写真は爆発後に市街を警備する警察官。アンスバッハで撮影(2016年 ロイター/Michaela Rehle)

 ドイツ南部バイエルン州アンスバッハのレストランで24日夜、爆発が起き、1人が死亡し、12人が負傷した。ヘルマン州内務相は会見で、死亡したのは、難民申請を拒否された27歳のシリア人男性だったと明らかにした。

 警察当局によると3人が重症という。州内務省報道官は「意図的な爆発」との見解を示していた。

 爆発発生時、現場近くでは音楽祭が行われており、2000人以上が避難した。

 ウェブサイトで公表された記者会見の内容によると、27歳のシリア人男性は、過去に2回自殺未遂を起こしている。今回再び自殺を図ったのか、「他の人を道づれ」にしようとしたのかは不明。

 また、爆発の直前に音楽祭会場への入場を拒否されたという。

 ドイツでは今月22日、ミュンヘンのショッピングセンターで銃撃事件が起き、9人が死亡。24日にも、シュツットガルト近郊でシリア難民が妊婦1人を殺害、2人を負傷させる事件が起きている。

[ベルリン 25日 ロイター]


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