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燃料電池車はテスラに勝てるか

2016年2月15日(月)16時45分
ジャクリン・トロップ

 しかしFCV推進派に言わせれば、EVにも欠点がある。トヨタの加藤光久副社長は、値段が高く、車体が重く、充電に時間がかかることをEVの弱点として挙げている。トヨタは一時期、テスラと組んでSUV「RAV4」のEVモデルを製造していたが、期待したような売り上げにつながらず、既に生産を終了した。

 いまトヨタはFCV市場へのライバルの参入を歓迎しており、それを促すために5700件近い関連特許の無償開放に踏み切った。参入企業が増えて水素ステーションがもっと多くなれば、FCVを買う顧客も増えるはずと期待しているのだ。

 ほかのメーカーも動き始めている。GMもホンダと組んで燃料電池の開発を進めているし、日産はダイムラー(メルセデスベンツの親会社)と共同で、早ければ2020年の発売を視野に入れている。

「FCVは永遠に『5年後』のテクノロジーだと、よく冗談のネタにされてきたが」と、調査会社IHSオートモーティブのアナリスト、デビン・リンゼーは言う。「その年数はだいぶ縮まってきたようだ」

[2016年2月 9日号掲載]

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