最新記事
脂肪肝

「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪肝に対する見方を変えてしまう新習慣とは

2025年4月18日(金)09時44分
印南 敦史(作家、書評家) *東洋経済オンラインからの転載
「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪肝に対する見方を変える新習慣とは

sweet marshmallow -shutterstock-

<肝機能の衰えを指摘されたとしても、ポイントを押さえた生活改善を行えば機能は回復できる!? 脂肪肝やアルコールの飲みすぎを指摘された人におすすめの「強肝臓」の作り方>

ALTやγ-GTPが高かったなど、健康診断で肝機能の衰えを指摘されたりすると、やはり気持ちは落ち込んでしまうものだ。「沈黙の臓器」と呼ばれているとおり、仮に肝臓の大半が脂肪だらけの「脂肪肝」になっていたとしても症状が出ないというのだからなおさらである。

しかし、肝臓の専門医として46年もの実績を持つ『肝臓大復活: 100歳まで食・酒を楽しむ「強肝臓」の作り方』(栗原 毅 著、東洋経済新報社)の著者によれば、脂肪肝やアルコールの飲みすぎで肝機能の衰えを指摘されたとしても、ポイントを押さえた生活改善を行えば機能は回復できるのだそうだ。


脂肪肝に対する世界の見方が変わった

もうひとつ重要なのは、脂肪肝に対するイメージだ。これまで脂肪肝は、程度の差こそあれ「たいしたことない病気」「誰でもかかる病気」というような扱いを受けてきた。たしかに、「俺、脂肪肝だから」とウケ狙いをしながら暴飲するというような光景も珍しくなかったはずだ。

だが、そんな脂肪肝に対する見方は、ここにきて大きく変わったのだという。


いま、世界の医療界では、「脂肪肝こそ、あらゆる病気の出発点である」という見方が主流になりつつあります。脂肪肝を放っていると糖尿病が確実に進行して、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害、がんなどの重大疾患を招く大きなきっかけになるのです。しかも、脂肪肝は必ずしもアルコールや肥満だけが原因ではなく、アルコールを飲まない人ややせた人にも非常に多いということも浮き彫りになってきました。(「はじめに」より)

つまり「たいしたことない病気」どころか、かなり「たいへんな病気」だということ。そのため欧米の医療界では、すでに脂肪肝の病名変更が発表され、脂肪肝という疾患の重大性を捉えなおし、多くの人に注意喚起をしようという流れになっているのだとか。

もちろん日本の医療界でも、そうした動きに追随するかのように脂肪肝が注目されているようだ。長年にわたり脂肪肝に対して警鐘を鳴らし続けてきた著者からすれば、「いまさら感」が拭えないというが。

とはいえ、なにかと軽視されてきた脂肪肝にスポットライトが当たるようになったのは喜ばしいことではある。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏が閣僚刷新検討 イラン戦争が打撃 選挙控

ワールド

商船三井のLPG船がホルムズ海峡を通過 日本関係2

ワールド

ドバイの米オラクル施設に迎撃破片が落下、負傷者なし

ワールド

トランプ政権による大学への人種データ開示命令を仮差
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 5
    【写真特集】天山山脈を生きるオオカミハンター
  • 6
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 7
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 8
    中国は「アカデミズムの支配」を狙っている? 学術誌…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が…
  • 5
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中