最新記事
バフェット

投資の神様ウォーレン・バフェットが世界株安に勝った理由

How Warren Buffett's Apple Move Protected His Net Worth

2025年4月9日(水)14時52分
ヒュー・キャメロン
投資の神様ウォーレン・バフェット

投資の神様ウォーレン・バフェット(2015年、ニューヨーク) REUTERS/Lucas Jackson

<トランプの関税政策による市場急落で多くの投資家が損失を被る中、著名投資家ウォーレン・バフェットは資産を増やした。アップル株の売却と現金比率の引き上げで大きな市場の変動を乗り切ったのだ>

4月4日の株式市場の暴落は世界の富豪の財産に打撃を与えたが、トランプ政権の通商政策がもたらした変動を余裕で切り抜けた人物がいる。

【チャート】2000年以降の株価暴落、下落率と下落期間

newsweekjp20250408040842-caf26cf6cd64a73a1882637ccee66e3f4082a442.png

米投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOであるウォーレン・バフェットは、世界の億万長者500人の純資産をランク付けするブルームバーグのインデックスに載っている億万長者の大半が財産を減らしているにもかかわらず、今年に入って純資産を増やしている。

ドナルド・トランプ大統領の関税と世界貿易への揺さぶりは、世界市場と国内市場を動揺させ、ウォール街はここ数日で急落し、2020年以来、アメリカ株式市場にとって最悪の日々を記録した。

将来を予見したかのような投資戦略で 「オマハの予言者」と呼ばれるバフェットだが、昨年はアップル株が大幅な上昇を続けるなか、バークシャー保有のアップル株の大半を売却したことで話題となった。

ニュースサイト、ビジネスインサイダーによると、バークシャー・ハサウェイは2024年初頭時点で9億株以上のアップル株を保有しており、金額ベースでポートフォリオ全体の半分弱を占めていた。

米証券取引委員会(SEC)に提出した最新の書類によると、バフェットは1年の間にアップル株を約3分の2減らし、6億株強を売却。バークシャーのアップル株保有比率をポートフォリオ全体の22%にまで引き下げた。それでも依然として金額ベースでバークシャー・ハサウェイ最大の保有銘柄だ。

資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、金利据え置きで大方一致 方向性に見解の相違

ビジネス

シュナーベルECB理事「早期退任ない」、27年まで

ワールド

米民主一部議員、一般教書演説ボイコットへ 党派の亀

ワールド

ゼレンスキー氏、和平協議に不満 月内に次回協議の意
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポーランドが「核武装」に意欲、NATO諸国も米国の核の傘を信用できず
  • 2
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 3
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方...勝利のカギは「精密大量攻撃」に
  • 4
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 7
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 8
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    アフガニスタンで「対中テロ」拡大...一帯一路が直面…
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 7
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中