全米騒然の殺人事件の裏側...被害者の妻を演じるパトリシア・アークエット「私も夢中だった」
New Chances
『華麗なるマードー家』はこれまで陰の存在だったマギー目線で描いている RICCARDO VIMERCATI
<米名門一族で起きた殺人事件を描くドラマ『華麗なるマードー家』。女優が事件と役柄に引かれた理由とは>
2021年に米サウスカロライナ州の名門マードック家で起きた殺人事件。この実話をベースにしたドラマ『華麗なるマードー家』(ディズニープラスで配信中)への出演を決める前から、パトリシア・アークエットは事件をめぐる報道やドキュメンタリーに夢中だったという。
アークエットが演じるのは、殺人を犯す著名弁護士アレックス・マードーの妻マギー。夫を信じ切っていた彼女が、少しずつその本性に気付いていくプロセスに引かれたという。「マギーはようやく目が覚めるのだけれど、夫にそんなことができるとは最後まで思っていなかった」
現在57歳のアークエットは、映画とテレビの両方で実力を認められているベテラン。近年もアップルTVプラスの話題作『セヴェランス』に出演するなど大忙しだ。
「この年齢になっても仕事ができて、興味深い役をもらったり、キャラクターを掘り下げたりできて感謝している。若い頃にはないチャンスだ」
あくまで謙虚なアークエットに本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。





