キャリアのスタートラインにすら立てなくなるかも...AIが搔き立てるホワイトカラーの雇用不安

White-Collar Recession

2025年3月26日(水)17時30分
ジュリア・カーボナロ(米政治・経済担当)

対照的にホワイトカラーの雇用市場は縮小している。セントルイス連邦準備銀行によれば、全米のホワイトカラー労働者は昨年1月の約2270万人から、今年1月には2260万人まで減った。


トランプ政権は連邦政府機関の人員削減を進めており、そうした機関で働くホワイトカラーの職員には打撃となりそうだ。

求人サイト、ジップリクルーターのチーフエコノミストを務めるジュリア・ポラックはS&Pグローバルの報告書で、雇用市場の変化は「新たなテクノロジーにより経済が根本から変わりつつあることを示している」と述べた。

イギリスのシンクタンク公共政策研究所は、ホワイトカラーの労働者が担う2万2000種のタスクを分析。実にその70%がAIによって「変革」もしくは「代替」されるかもしれないと報告した。

なかでもAIに代替される可能性が高いのは「組織的・戦略的タスク」と「反復的・非反復的な認知的・分析的タスク」だった。

公共政策研究所でAI部門を率いるカールステン・ユングは「AIエージェント(人間に代わって自律的にタスクを実行するプログラム)の登場からも分かるように、AIは過去のどんなテクノロジーとも異なる」と語る。

「AIは経済と社会を一変させる。仕事を変革し、古い仕事を破壊し、新しい仕事を創出し、新しい製品やサービスの開発を促し、今までできなかったことを可能にする」

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