最新記事
経営者

「生涯青春」を掲げ、前だけ向いて挑み続ける──。レダグループホールディングス創業者インタビュー

PR

2023年12月19日(火)12時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ広告制作チーム
レダグループホールディングス会⻑兼社⻑の加畑雅之

レダグループホールディングス会⻑兼社⻑の加畑雅之(撮影:宮澤正明)

<「勝つため」の努力を怠らない総帥の信念こそが、多彩な事業を展開するレダグループホールディングスの原動力だった。>

どうやったら勝てるのか、とことん考えて鍛え抜く。

「生涯青春」──。それが加畑雅之の座右の銘だ。「経営は戦いで、戦いは勝つためにあると思っています。私にとって勝つために必要なこと、それが『青春』です。青春時代に培った精神、気力、体力です。生涯『青春』時代の現役でありたい」。

北海道道東の炭鉱町で育った加畑。原点は当時から向き合ってきたスポーツにある。「どうやったら勝てるのか、とことん考えて鍛え抜く。一方で、無駄な努力はしない。こうした点を軸に、限界まで自分を追い込みながら、一つ一つの勝ちをつかんでいったのです」。

そうしてオリンピックを目指し練習に明け暮れる日々を過ごすなかで、のちに経営者となるための礎が築かれていった。「父の教えである、『中途半端で逃げるな。きっちり白黒をつけろ』という考え方も大きかったように思います。目の前のことに怯まずに立ち向か
う、乗り越えるために挑み続けること、この姿勢も私の根幹となっています」。

23歳にして起業。舞台がスポーツからビジネスに移っても、加畑はブレることなく突き進んできた。「経営も自分自身との戦いです。気持ちを萎えさせずに、決して折れることなく鼓舞し続けることができるか。それこそ、自分の中での戦いになります。周囲の情勢は日々刻々と変わっていきますよね。そのようななかで成功を積み重ねていくためには、勝つまでやるんだ!という情熱が必要です」。

実際、加畑が率いるレダグループホールディングスの展開する事業は、時代の要請や流れをうまく捉えながら、変化と成長を続けてきた。一時の成功に甘んじることなく、「変わること」を厭わずにビジネスの荒波に立ち向かってきたのだ。加畑が最初に立ち上げたのはレジャー・ビジネス事業だったが、それから2年後の1979年、ファッション事業を柱とする新会社・セントラル通商を創業。これがレダとしての歴史の始まりだ。

特に欧州で流行していたファー素材の衣類に着目し、海外のファッションブランドを輸入・製造販売する会社として創業した。「ブランディング、というものをとにかく徹底しました。このブランドの商品なら、絶対に間違いがないという信頼感。時代に合った製品開発コンセプトが明確で、メーカーから販売店まで一貫していること。これらを磨き込んで、市場を開拓していきました」。

このブランド力の磨き込みというアプローチは、例えばのちに参入し中核事業へと成長する健康分野にも継承されている。主力商品となったゲルマニウムを素材とする医療機器「プチシルマ」「レダシルマ」も、ユーザーが試用して自分との相性を確認した上で購入するのが基本的な流れだ。「服の試着と同様ですね。こうしたお客様との丁寧な信頼感の醸成が何より大切だと考えています」。

こうしたレダグループホールディングスのブランド展開は、日本国内のみならず、韓国や中国など海外でも広く支持されている。

ニュース速報

ワールド

ウクライナ総司令官、東部前線「状況悪化」 ロ軍攻勢

ビジネス

米GM、コロンビアとエクアドルで工場閉鎖 次世代車

ビジネス

ドル円が急上昇、一時160円台 34年ぶり高値更新

ワールド

米国務長官、29日からサウジ・イスラエルなど訪問 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    美女モデルの人魚姫風「貝殻ドレス」、お腹の部分に…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中