日本でも世界でも、公共事業で整備された近代インフラは老朽化でもう限界
各地のインフラが緊急の修繕を必要としている(画像はイメージ写真) photoAC
<高度成長期に整備された日本各地の近代インフラはとっくに老朽化している>
1月28日に埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが落ちて運転手はまだ見つかっていない。下水管が壊れて汚水が道路の下の土を洗い流していたとされるが、この辺りは2つの川に挟まれた地域で、古い利根川にも近い。地盤に問題があるのか、材質劣化によるものなのか。コンクリート製の下水管が簡単に壊れては、たまったものでない。
地下の下水システムの初歩的なものはメソポタミアの頃からあったが、中世まではどこも「オープンエア」だった。古都・奈良には「あをによし」という優雅な枕詞がついているが、実際は下水代わりの大和川水系がよく詰まって「ああにおい」だったようだ。中世ヨーロッパの都市も、街路の溝を汚水が流れるシステムだった。
筆者の幼少期でもトイレはくみ取り式が一般で、近くの農家がリヤカーに桶(おけ)を載せて回収にやって来た。道端には「肥だめ」という怖い穴がいくつもあり、うっかり落ちた人の話は何度も聞いた。余ったものは「おわい船」に積まれ、海に投棄された。
ヨーロッパで地下の下水が整い始めたのは、産業革命後の19世紀半ば以降だ。華のパリでも、地下の下水システムを整えたのは19世紀半ば。ビクトル・ユゴーの『ああ無情』では、主人公ジャン・バルジャンが青年マリウスを担いで下水道をさまよったが、この場面の舞台である1832年のパリではそれはできなかったはずなのだ。
高市新総裁をいきなり襲う国内外の暴風雨 2025.10.18
軍事パレードの陰で進む金融危機──中国が直面する二つの試練 2025.09.10
トランプが復活させたアメリカの「ルーズベルト流」帝国主義 2025.08.30
チャットGPTに日本のポピュリズムについて聞いてみた! 2025.07.26
バンス米副大統領が信奉する新思想、「ポストリベラリズム」の正体 2025.07.11
トランプ肝いりの「ステーブルコイン」でドル急落? 2025.07.01
人口減少の日本が取り入れたい、デンマーク式「財団企業」の賢い経営 2025.06.14
- 
        
            
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/web系SE・PG/港区虎ノ門/東京都
株式会社リーディングマーク
- 東京都
 - 年収400万円~550万円
 - 正社員
 
 - 
        
            
外資系フォワーダー「国際物流 総合職/営業/輸出入事務/」
THI Japan株式会社
- 東京都
 - 月給30万3,360円~
 - 正社員
 
 - 
        
            
一般事務/「在宅週~3日」外資IT商社 シニアリベートアナリスト/経理 一般事務・OA事務
ランスタッド株式会社
- 東京都
 - 月給34万円
 - 正社員
 
 - 
        
            
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/東京都/web系SE・PG
株式会社リーディングマーク
- 東京都
 - 年収400万円~550万円
 - 正社員
 
 






