コラム

ちょっかいを出しただけなのに... 小2息子が「いじめっ子」認定されています

2021年04月23日(金)18時05分

A:肉体的な暴力を振るわないからといって、誰かを傷つけていないとは限りません。全ての小学2年生が、ほかの子をからかうわけでもありません。私にも2年生の娘がいます。彼女や彼女の姉がクラスメイトをいじめていると非難されたら、私はとても恥ずかしいと思うでしょう──私の知るほぼ全ての親と同じように。

私は子供の頃、学校で容赦なくいじめられましたが、手を出されたことは一度もありません。私は黒人で、痛々しいほど痩せていたので、「バール」と呼ばれていました。緊張すると自分ではどうしようもないほど吃音になってしまい、周りにはやしたてられました。

今は体を鍛えて、身長188センチ、体重98キロ。講師や反人種差別のファシリテーターとして、声を使う仕事をしています。でも、いじめられた影響で鬱病になり、それは今も克服できていません。そんな私は「軟弱」なのでしょうか? あなたはそう思うのかもしれません。

複数の子供と親から非難されているのなら、「うちの子は悪くない、よその子が軟弱だ」と反論するのではなく、「息子が同じことを繰り返さないように話し合おう」と考えるべきです。いじめは人種差別や女性蔑視など、社会的な排斥の入り口でもあります。優しい子に育ててあげてください。

── ドウィーン・リチャーズ(作家、子育てコメンテーター)

©2021The Slate Group

<本誌2021年3月23日号掲載>

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