世銀総裁、途上国の雇用危機に警鐘 今週の春季会合控え
写真は世界銀行のバンガ総裁。米ワシントンで2026年4月10日撮影。REUTERS/Jonathan Ernst
Andrea Shalal
[ワシントン 13日 ロイター] - 世界銀行のバンガ総裁は、今週の世銀・国際通貨基金(IMF)春季会合を前に、途上国における大幅な雇用不足について警鐘を鳴らした。10日に収録されたロイターとのインタビューで語った。
バンガ氏は、途上国では今後10年から15年の間に12億人が労働年齢に達するが、現時点での予想ではこれらの経済圏で創出される雇用は約4億人にとどまり、8億人分の雇用不足が生じるとの見方を示した。
コロナ禍以降、最近では中東戦争など一連の短期的なショックが世界経済を揺るがす中、長期的な視点を持つことは困難だと指摘。それでも、世界の当局者が雇用創出、電力網への接続、清潔な水へのアクセス確保といった長期的な課題に引き続き注力するよう働きかけていくと表明した。
「私たちは同時に複数のことをこなさなければならない。短期的なサイクルに加えて、雇用や水といった長期的な課題も重要だ」などと語った。
世界各国から数千人が今週、ワシントンに集まり、世銀・IMF春季会合に出席する。世界経済の成長を鈍化させ、インフレを加速させる恐れのある、米国とイスラエルによるイランとの戦争が議論の中心になる見通しだ。





