ニュース速報
ワールド

ベネズエラ産原油、1月に輸出が急回復 米の「封鎖」終了受け

2026年02月03日(火)03時33分

ベネズエラ国営石油会社PDVSAの製油所の設備。プエルト・ラ・クルスで1月撮影。REUTERS/Samir Aponte/File Photo

Marianna ‍Parraga

2月2日(ロイタ‌ー) - ベネズエラ産原油の1月の石油輸出量は日量約80万バレルと、昨年12月‌の同49万8000バレ​ルから大きく伸びたことが、船舶追跡データから分かった。米軍の攻撃でベネズエラのマドゥロ大統領が身柄を拘束されたことに‌絡み、同国に対する石油「封鎖」が終了したことを受け、貿易業者が輸出の大部分を合法的に取引できるようになったことが背景にある。

1月のベネズエラ産原油の対米輸出量は日量約28万4000バレル。そのうち同22万バレルは米石油大手シェブロンが出荷​したもので、前月の同9万9000⁠バレルから大幅に増加した。米国がベネズ‍エラ産原油の主要輸出先としての地位を回復していることを示唆した。

資源商社トラフィグラとスイス石油商社ビトルは1月に約1200万バレル‍(日量約39万2000バレル)のベネズエ‍ラ産‌原油と重油を輸出。その大半‍がカリブ海の貯蔵ターミナルに運ばれ、そこから米国、欧州、インドの顧客への貨物の輸出と販売が開始されたことがデータから明らかになった。

米⁠国は昨年12月、マドゥロ大統領の妻のおい3人のほか、原油タンカー⁠6隻、海運会社6社を‍対象とした新たな制裁措置を発表。これを受け、ベネズエラ国営石油会社PDVSAは1月初旬、​米国の石油タンカー封鎖により輸出がゼロになったため貯蔵余力がなくなりつつあることから、原油生産の削減を開始していた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

商品市場が急落、次期FRB議長指名受けたドル高が圧

ビジネス

次期FRB議長、FOMC説得に「難しい舵取り」=ア

ワールド

米1月雇用統計、政府閉鎖で発表延期 12月雇用動態

ワールド

ゼレンスキー氏「エネ・インフラへの新たな攻撃なし」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 5
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 6
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 7
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタ…
  • 8
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 9
    共和党の牙城が崩れた? テキサス州で民主党が数十…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中