ベネズエラ産原油、1月に輸出が急回復 米の「封鎖」終了受け
ベネズエラ国営石油会社PDVSAの製油所の設備。プエルト・ラ・クルスで1月撮影。REUTERS/Samir Aponte/File Photo
Marianna Parraga
2月2日(ロイター) - ベネズエラ産原油の1月の石油輸出量は日量約80万バレルと、昨年12月の同49万8000バレルから大きく伸びたことが、船舶追跡データから分かった。米軍の攻撃でベネズエラのマドゥロ大統領が身柄を拘束されたことに絡み、同国に対する石油「封鎖」が終了したことを受け、貿易業者が輸出の大部分を合法的に取引できるようになったことが背景にある。
1月のベネズエラ産原油の対米輸出量は日量約28万4000バレル。そのうち同22万バレルは米石油大手シェブロンが出荷したもので、前月の同9万9000バレルから大幅に増加した。米国がベネズエラ産原油の主要輸出先としての地位を回復していることを示唆した。
資源商社トラフィグラとスイス石油商社ビトルは1月に約1200万バレル(日量約39万2000バレル)のベネズエラ産原油と重油を輸出。その大半がカリブ海の貯蔵ターミナルに運ばれ、そこから米国、欧州、インドの顧客への貨物の輸出と販売が開始されたことがデータから明らかになった。
米国は昨年12月、マドゥロ大統領の妻のおい3人のほか、原油タンカー6隻、海運会社6社を対象とした新たな制裁措置を発表。これを受け、ベネズエラ国営石油会社PDVSAは1月初旬、米国の石油タンカー封鎖により輸出がゼロになったため貯蔵余力がなくなりつつあることから、原油生産の削減を開始していた。
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