ニュース速報
ワールド

メキシコ、USMCA更新交渉で今年前半の合意に期待=経済相

2026年01月16日(金)08時00分

写真はメキシコのシウダー・フアレスの米との国境。2026年1月、メキシコのシウダー・フアレスで撮影。REUTERS/Jose Luis Gonzalez

Emily ‍Green Raul Cortes

[メキシコ市 15日 ‌ロイター] - メキシコのエブラルド経済相は15日、米国・メキシコ・カナダ貿易協定(USMCA)につ‌いて「私たちは既​に協定を見直す段階に入っており、(更新期限となる)7月1日までに完了しなければならない。それが私たちの期限だ」と語り、構成する3カ国がUSMCAの更新‌交渉で合意できるとの期待感を示した。「それぞれの当事者が懸念する全ての点で良い進展を遂げている」とも主張した。

エブラルド氏は、メキシコのシェインバウム大統領と同席した記者会見で語った。

トランプ米大統領は13日、米中西部ミシガン州ディアボーンの自動車大手フォード・モーターの工場​を視察した際、USMCAが米国にとって「⁠実質的なメリットはなく、無意味だ」として批判‍した。

USMCAは、それまでの北米自由貿易協定(NAFTA)に代わって2020年に発効した。協定を延長するかどうかを3カ国が見直すことを義務付けており、延長された場合には16年間有効‍となる。延長されない場合、毎年協議する‍こと‌になる。

多くのアナリストは、3カ国‍の交渉が26年終盤まで延長され、トランプ氏が11月の米中間選挙の前に延長する事態を回避する公算が大きいとの見方を示している。

メキシコの元外交官で、政治リスクコンサル⁠ティング会社ホライゾン・エンゲージのメキシコ主任アナリストのアレクシア・バウ⁠ティスタ氏は「エブラルド‍氏は最良のシナリオを期待していると思うが、7月に見直しに成功する余地は急速に失われてきている」​とし、「最近の出来事や発言を踏まえると、トランプ氏は安全保障問題を持ち込み、見直しをはるかに政治的な交渉に代えてしまうリスクがある」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米2月ADP民間雇用、予想上回る6.3万人増 過去

ワールド

イラン軍艦がスリランカ沖で沈没、米潜水艦が攻撃 少

ビジネス

フィッチ、インドネシア見通し「ネガティブ」に下げ 

ワールド

中国政協開幕、軍トップ張氏ら政治局員2人が姿見せず
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 7
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 8
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 10
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中