プーチン氏が元スパイ暗殺作戦承認、英の調査委が結論 ロに制裁
写真はロシアのプーチン大統領。2025年12月3日、ロシア大統領府(クレムリン)で撮影の提供写真。Sputnik/Vyacheslav Prokofyev/Pool via REUTERS
Michael Holden
[ロンドン 4日 ロイター] - 英国の調査委員会は4日、2018年に英国内でロシアと英国の二重スパイだったセルゲイ・スクリパリ氏が神経剤「ノビチョク」で襲撃された事件で、ロシアのプーチン大統領が作戦を承認していたと結論付けた。英政府は4日、ロシア側への新たな制裁措置を発表したほか、ロシアの「継続的な敵対的活動」を巡り、駐英ロシア大使を呼び、抗議した。スターマー英首相は「残忍なプーチン政権に立ち向かう」と述べた。
調査報告書によると、スクリパリ氏は18年3月、英南部の自宅近くのベンチで娘のユリアさんと共に意識不明の状態で見つかった。自宅の玄関ドアノブにはノビチョクが塗布されていた。駆けつけた警官も中毒で一時重体となったが、いずれも回復した。ドアに塗布したとされるロシア人2人は神経剤入りの香水瓶を破棄。約4カ月後、この瓶が発見され、英国人女性が中毒死した。瓶には、数千人の致死量に当たる神経剤が含まれていたという。
報告書を受け、駐英ロシア大使館は通信アプリ「テレグラム」上の声明で、大使が英外務省を訪れ、プーチン大統領に向けられたものも含め「根拠のない無分別な非難を断固として拒否した」と表明。また、英国が「ウクライナ戦争の平和的解決に向けて加速する交渉プロセスを妨害しようとしている」とも非難した。
調査委は、10年のスパイ交換後に英国に移住しロシアの機密を引き渡したスクリパリ氏をロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の諜報チームが暗殺しようとしたことに間違いないと指摘。報告書には「ロシア国家による攻撃だとの圧倒的な証拠がある」とし、「スクリパリ暗殺作戦はプーチン氏による承認を得ていたと結論付けた」と記した。
調査委委員長を務めた元英国最高裁判事アンソニー・ヒューズ氏は、「驚くべき無謀な」行為が実施され、暗殺未遂者やGRU幹部、プーチン氏は中毒死した女性への道義的責任があると指摘した。英警察はロシアの暗殺チームとみられる容疑者3人を既に起訴している。一方、ロシアは一貫して関与を否定している。
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