豪中銀、政策を揺るがしかねない3要因を精査＝総裁補

2018年2月6日、オーストラリアのシドニー中心部にあるオーストラリア準備銀行本部の横を歩く2人の女性。REUTERS/Daniel Munoz

[シドニー ２０日 ロイター] - オーストラリア準備銀行（中央銀行）のハンター総裁補は２０日、企業が価格設定の方法を変えたかどうかなどを含め、政策に影響を与える可能性のある３つの問題を精査していると述べた。

シドニーで開催されたイベントで「われわれは経済が水面下でどのように変化しているのか、これらの底流の原動力は何なのか、そして、それらが政策設定にとってどのような意味を持つのか、常に関心を抱いている」と語った。

２つ目は、労働市場が完全雇用にどの程度近づいているかなど、経済の供給能力をどのように判断するかという問題。３つ目の問題は金融政策の波及経路が近年変化しているのかどうかということで、これまでのところ利下げに対する住宅市場の反応は予想よりもやや強かったという。