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パリ検察がTikTok捜査開始 若者の自殺リスクに対応

2025年11月05日(水)13時10分

フランスのパリ検察は4日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に対して捜査を開始したと発表した。資料写真、10月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[パリ 4日 ロイター] - フランスのパリ検察は4日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に対して捜査を開始したと発表した。同アプリのアルゴリズムが若い利用者を自殺に追い込むリスクなどを調べる。

パリ検察によると、この捜査は若者の生命を危険にさらす可能性を巡るTikTokの責任に対して捜査を始めるよう求めた国民議会の委員会の要請を受けた措置。委員会はTikTokが心理面へ及ぼす影響を検証するよう求めた。

委員会の報告書はTikTokについて、コンテンツの管理が不十分な上、若年層によるアクセスが容易であり、高度なアルゴリズムが搭載されていると指摘。こうした要因が「脆弱な人々を自殺に追い込む恐れがある」としている。

TikTokの広報はロイターに送った電子メールで「パリ検察の発表資料の法的根拠や批判には強く異議を唱える」と表明。TikTokの50を超える機能や設定は、十代利用者の安全と幸福を支えるよう設計されていると主張した。

ロイター
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