トランプ氏、NY市長選でクオモ氏支持訴え マムダニ氏勝利なら資金削減
        	アンドリュー・クオモ氏。11月3日、ニューヨーク市で撮影。REUTERS/Jeenah Moon
Kanishka Singh
[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領は3日、4日に行われるニューヨーク市長選挙で民主党のゾーラン・マムダニ候補が勝利した場合、ニューヨーク市への連邦資金を制限すると述べ、クオモ前ニューヨーク州知事に投票するよう支持者に促した。
トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で、マムダニ氏が当選した場合、「必要最低限の額以外に私が連邦資金を拠出する可能性は極めて低い」と述べた。
世論調査ではマムダニ氏がクオモ氏と共和党候補のカーティス・スリワ氏に対してリードしている。クオモ氏は民主党予備選でマムダニ氏に敗れ、無所属で出馬している。
トランプ氏はスリワ氏への投票はマムダニ氏を助けるだけだとし、クオモ氏を支持するよう呼びかけた。
共和党は選挙戦を通じてマムダニ氏を攻撃しており、トランプ氏は民主社会主義者と称する同氏を共産主義者と見なしている。
ウガンダ出身の州議会議員であるマムダニ氏は6月24日の予備選で圧勝した。同氏の政策にはニューヨーク市の富裕層への増税、法人税率引き上げ、公共住宅の拡充などがある。
オバマ元大統領(民主党)は1日、マムダニ氏に電話をかけ、同氏の選挙キャンペーンを称賛した。
マムダニ氏の広報担当者ドラ・ペケック氏は「マムダニ氏はオバマ氏の支援の言葉と、われわれの街に新しい政治をもたらす重要性に関する会話に感謝している」と述べた。





