国営インド石油、ロシア産原油の購入再開 数量範囲内で=関係筋
 
        	10月31日 インド精油最大手の国営インド石油(IOC)が制裁対象でない企業から12月到着分のロシア産原油を5カーゴ購入したと、トレーダーらが明らかにした。写真はインドとロシアの国旗。2022年9月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Nidhi Verma Siyi Liu
[ニューデリー/シンガポール 31日 ロイター] - インド精油最大手の国営インド石油(IOC)が制裁対象でない企業から12月到着分のロシア産原油を5カーゴ購入したと、トレーダーらが明らかにした。米国がインドにロシア産原油の購入停止を求め圧力をかけている中でも購入を再開した形だ。
米国は先週、ロシアの二大石油会社であるロスネフチとルクオイルに制裁を課し、ウクライナ戦争を終結させるようプーチン大統領に圧力を強めた。その後、国営マンガロールリファイナリー・アンド・ペトロケミカルズや、世界最大の精製施設を運営するリライアンス・インダストリーズなど、多くのインド企業がロシア産原油の購入を停止していた。
IOCの財務責任者は、原油の数量が制裁基準を満たしていればロシア産原油の購入を継続すると述べている。
貿易関係者の1人によると、IOCは12月にインド東部の港で引き渡しが行われるESPO原油約350万バレルを、ドバイ市場とほぼ同等の価格で購入した。関係者は売り手の氏名を明らかにしていない。
IOCはコメント要請に応じなかった。







 
 
 
 
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     












