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トランプ氏、関税効果を自賛 GMやフォードが謝意・畜産も好調

2025年10月23日(木)05時56分

トランプ米大統領は22日、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターが中・大型トラックへの関税導入を巡り謝意を示したと、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。写真はホワイトハウスで20日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 22日 ロイター] - トランプ米大統領は22日、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターが中・大型トラックへの関税導入を巡り謝意を示したと、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。

トランプ大統領は、メアリー・バーラGM最高経営責任者(CEO)とフォード会長から感謝の電話があり、「関税がなければ、米国のトラック・自動車メーカーにとって非常に厳しく長い『苦闘』になっていた」と伝えられたと述べた。

関税措置によって「両社の株価は急騰した」とも述べた。

トランプ氏は今月初め、米国に輸入される中・大型トラックに対し、11月1日から25%の関税を課すと表明した。

また別の投稿では、米畜産業界が関税措置の恩恵を受けていると指摘した上で、米消費者に牛肉の購入を促すために価格を下げる必要があると述べた。

トランプ氏は「私が愛する牧場経営者たちは、経営が数十年ぶりに好調となっている唯一の理由が、私が米国に輸入される牛肉に関税を課し、ブラジルに50%の関税を課したことだと理解していない」とし、「彼らも値下げしなければならない。私にとって、消費者は非常に重要な要素だからだ!」と述べた。

トランプ氏は今週、記録的な牛肉価格の押し上げに向け、アルゼンチン産牛肉の輸入拡大を検討していると明らかにし、畜産業界から批判の声が上がっていた。

ロイター
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