エプスタイン事件共犯の恩赦、トランプ氏「権限あるが歎願きていない」

少女買春あっせんで起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の共犯者として有罪判決を受けて服役中のギレーヌ・マクスウェル受刑者が、フロリダの刑務所からテキサス州の施設に移送されたと刑務所当局が1日明らかにした。イラストは2022年3月、マクスウェル受刑者の法廷での様子を描いたもの(2025年 ロイター/Jane Rosenberg)
Andrew Goudsward Luc Cohen
[1日 ロイター] - 少女買春あっせんで起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の共犯者として有罪判決を受けて服役中のギレーヌ・マクスウェル受刑者が、フロリダの刑務所から、非暴力的な犯罪者を対象とした比較的自由度の高いテキサス州の施設に移送されたと刑務所当局が1日明らかにした。移送の理由は不明。
マクスウェル受刑者は20年の刑に服している。エプスタイン問題を巡り情報開示を求める声が強まる中、先週、ブランチ司法副長官が同受刑者に面会している。
トランプ米大統領は1日、ニュースマックスのインタビューで、マクスウェル受刑者の恩赦の可能性について「自分にはそれが可能だが、そういう歎願はきていない」と述べ、「この件について何も知らない」と語った。
ブランチ司法副長官と同受刑者の面会で何を話されたのかという質問に、トランプ氏は、エプスタイン問題の調査文書が公開された場合に無実の人々が傷つかないようにすることをブランチ氏が意図したとの見方を示した。