トランプ米大統領とカーニー首相、数日内に協議へ=カナダ閣僚

米国が米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の対象外のカナダ製品に35%の関税を課すと発表したことを受け、カナダのルブラン米加貿易担当相は8月3日、カーニー首相(写真)とトランプ米大統領が数日内に協議する可能性が高いと述べた。7月30日、オタワで撮影(2025年 ロイター/Patrick Doyle)
[ワシントン 3日 ロイター] - 米国が米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の対象外のカナダ製品に35%の関税を課すと発表したことを受け、カナダのルブラン米加貿易担当相は3日、カーニー首相とトランプ米大統領が数日内に協議する可能性が高いと述べた。
また、米側との最近の協議に「勇気づけられた」とし、関税引き下げの合意は依然として選択肢として残っているとの見方を示した。
ルブラン氏はCBSニュースの番組で、「ラトニック米商務長官とグリア米通商代表部(USTR)代表との協議に勇気づけられているが、両国の経済にとって最善の利益となる合意に達する状況にはまだ至っていない」と述べた。
その上で、カーニー氏とトランプ氏が「今後数日内」に協議するとの見通しを示した。
「関税の一部を引き下げ、投資により大きな確実性をもたらす合意を締結する選択肢があると考えている」とも語った。