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インド、鉄道近代化に向け5年で1370億ドル投資

2015年02月26日(木)19時38分

 2月26日、インド政府は今後5年で国内の鉄道向け投資を8兆5000億ルピー(1370億ドル)に拡大する方針を明らかにした。鉄道の近代化を進める一方で、料金の引き上げは行わない方針。写真はムンバイの駅。25日撮影(2014年 ロイター/Shailesh Andrade)

[ニューデリー 26日 ロイター] - インド政府は26日、今後5年で国内の鉄道向け投資を8兆5000億ルピー(1370億ドル)に拡大する方針を明らかにした。鉄道の近代化を進める一方で、料金の引き上げは行わない方針。

連邦予算案発表を2日後に控え、スレシュ・プラブ鉄道相が鉄道関連予算案を提出した。インドでは鉄道予算は一般予算と切り離されて発表される。

借り入れなどにより今後1年の投資を約50%増やし、1兆ルピー(161億5000万ドル)に引き上げる。その後投資を加速させ、5年後の目標達成を目指す。

年金基金からの借り入れや鉄道資産の収益化などにより資金を調達するが、民営化は行わない方針。

2015/16年度(4月1日開始)の収入のうち投資向けは11.5%と、前年度の8.2%から上昇する。ディーゼル燃料価格の下落により、投資に割り当てられる資金は増加している。

投資を加速させ、乗車率が100%を超え混雑が激しい鉄道網の拡充を急ぐ。

同国の鉄道網は国営で世界第4位の規模だが、中国の規模は下回っている。事故が多発するほか、ホームやトイレの衛生面の問題もある。

ロイター
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