安川電機、今期純利益33%増見込む AI・半導体関連の需要旺盛
都内の展示会で撮影された安川電機のロボット。2023年11月29日撮影。REUTERS/Sam Nussey
Ritsuko Shimizu
[東京 10日 ロイター] - 安川電機は10日、2027年2月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比33.4%増の470億円になるとの見通しを発表した。AI(人工知能)や半導体関連の旺盛な需要を背景にしている。
年間配当は72円で前期の68円から増配の予定。
増収増益予想について、小笠原浩会長は会見で「AI・半導体分野を中心とした旺盛な需要を背景に、足元で受注が好調に推移している」と説明した。
想定為替レートは1ドル145円、1ユーロ170円。
IBESがまとめたアナリスト17人の純利益予想平均値は458億円で、会社予想はわずかながらこれを上回った。
今期の設備投資は580億円と前期(570億円)並みを継続する。世界を取り巻く環境は不透明感が出ているが、小笠原会長は「成長に対する投資は止めない」とし、能力増強や自動化の投資を進める考えを示した。
今期業績見通しに中東緊迫化の要因を反映しているかについては「中東情勢は、今は影響を与えていないため、あまり反映していない」とした。ただ「石油の値上がりでいろいろなものが値上がりすることを少し入れている。中東がなくてもインフレで値上がりしている部分は織り込んでいる」という。
また、中国による輸出規制については「過去にも問題があったため、手を打っており、直接すぐに影響しているわけではない」とした。
26年2月期の連結純利益は前年比38.2%減の352億円となり、会社予想の370億円を下回って着地した。前期に持分法適用会社の株式売却益を計上した反動で大幅減益となった。
直近第4四半期の受注は、前年同期比20%増、前四半期比10%増となった。
同社は、小笠原会長が社長を兼任する人事を発表した。小川昌寛社長は持病の療養のため取締役を退任し副会長に就任するとともに、AIロボティクス事業・新メカトロニクス応用事業を統括する[P8N40J017]。





