EU高官、スタグフレーションリスク警告 イラン戦争でエネ高騰
欧州連合(EU)欧州委員会のドムブロフスキス委員(経済担当)。ベルギー・ブリュッセルで26日撮影。REUTERS/Yves Herman/File Photo
[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のドムブロフスキス委員(経済担当)は、米・イスラエルとイランとの戦争に起因するエネルギー価格高騰により、EU経済はスタグフレーションの危機に瀕しているとの認識を示した。
ドムブロフスキス氏はEU財務相会合後の記者会見で「見通しは深刻な不確実性に覆われているものの、経済成長の鈍化とインフレ上昇が同時に起こるスタグフレーションショックのリスクに直面していることは明らかだ」と述べた。
また「これは、エネルギー供給の混乱が比較的短期間にとどまる場合にも当てはまる」とし、「そのシナリオでは、2026年のEU成長率は、秋季経済予測で示した数値を約0.4パーセントポイント下回り、インフレ率は最大で1パーセントポイント高くなる可能性がある」と指摘。
「混乱がより深刻で長期化すれば、成長への悪影響はさらに大きくなり、26年と27年の成長率はいずれも最大0.6パーセントポイント低下する可能性がある」とした上で、約2週間前に開かれた前回のEU財務相会合以降、戦争の規模や深刻さ、影響が拡大していることは明らかだとの見方を示した。





