デボンとコテラが合併、米最大規模の独立系シェール企業誕生へ
コテラ・エナジーのロゴ。2021年12月撮影のイメージ写真。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
Pooja Menon Sumit Saha
[2日 ロイター] - 米南部オクラホマ州オクラホマシティーを本拠とするデボン・エナジーと、南部テキサス州ヒューストンのコテラ・エナジーは2日、全額株式交換方式で合併すると発表した。合併後の企業価値は580億ドルで、独立系の米シェール事業者としてはトップクラスの企業が誕生する。
石油セクター全般は2025年にM&A(企業合併・買収)の動きが弱まったものの、シェール業界に限ると再編の波は継続。背景には、世界的な原油供給過剰や、ベネズエラ産原油の市場への流入が今後増加する可能性が高まったことで、規模の拡大を通じて経費節減と収益力強化を図ろうとする狙いがある。
デボンのクレイ・ガスパー最高経営責任者(CEO)は、これだけの企業規模になれば事業面や財務面で優位性がもたらされると説明した。
またエンベラス・インテリジェンス・リサーチの主席アナリスト、アンドリュー・ディトマー氏は、単に規模を追求するだけの合併に投資家は疑念を持ってきたが、デボンとコテラの場合は戦略的合理性があると指摘し、資本の最適化と利益率改善効果は7億ドルに上ってもおかしくないとの見方を示した。
両社は特にパーミアン盆地の中のデラウェア地域や、アナダルコ盆地で操業区域が重複している。
合併はコテラの1株をデボンの0.70株と交換する形で実施され、ヒューストンに本社を構える新会社の持ち分はデモンが約54%、コテラが約46%となる。手続き完了は今年第2・四半期中の見通しで、ガスパー氏が新会社のCEO、コテラのトム・ジョーデンCEOは非執行会長にそれぞれ就任する。
来年までに税引き前ベースで年間10億ドルの経費節減を目指し、増配と50億ドル強の自社株買いを通じて株主還元も拡大する。
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