フォード195億ドル評価損、EV需要減退で不可避=アナリスト
12月17日 フォード・モーターの電気自動車(EV)事業関連を中心とする195億ドルの評価損計上について、複数のアナリストは16日、需要減退といった変化に対応する上で不可避だったとの認識を示した。写真はフォードのロゴ。2025年3月、ミシガン州ディアボーンで撮影(2025年 ロイター/Rebecca Cook)
[16日 ロイター] - フォード・モーターの電気自動車(EV)事業関連を中心とする195億ドルの評価損計上について、複数のアナリストは16日、需要減退といった変化に対応する上で不可避だったとの認識を示した。
モルガン・スタンレーのアナリストは「フォードの戦略的リセットは、市場の現実と消費者の需要の変化を明確に認識したものだ」と指摘。「同社にとって痛みを伴うリセット」としつつ、消費者の関心に沿うためには不可欠なものであり、最終的にはフォードの収益性とリターンを向上させるだろうと述べた。
EV購入に対する7500ドルの税額控除が9月30日に失効したことを受け、11月の米EV販売台数は約40%減少した。
バークレイズのアナリストは「フォードの今回の動きは米国のEV環境に関する新たな現実を考えれば予想されたことだった(そして他社にとっても予想されるべき)」とした上で、これは正しい方向への一歩であり、フォードの利益改善につながると述べた。





