仏総合ＰＭＩ、12月速報50.1に低下 50に迫る

写真は１月、パリ市内で撮影。 REUTERS/Sarah Meyssonnier

[パリ １６日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた１２月のフランスのＨＣＯＢ総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は５０．１と、１１月の５０．４から低下し、好不況の分かれ目となる５０に迫った。

政局の不透明感が引き続き重しとなっている。

サービス業ＰＭＩは５０．２で、１１月の５１．４から低下し、２カ月ぶりの低水準。

製造業ＰＭＩは５０．６と、１１月の４７．８ポイントから上昇し、４０カ月ぶりの高水準となった。航空産業の成長で恩恵を受けた。

ハンブルク商業銀行のジュニアエコノミスト、ヨナス・フェルドフーゼン氏は「フランスの民間企業の業況は１２月もほぼ横ばいのようだ」とし「家計や企業を取り巻く不確実性が依然として経済を圧迫している」と述べた。