牧野フライス、ＭＢＫによるＴＯＢ開始に遅れ 米政府閉鎖など影響

［東京　１２日　ロイター］ - 牧野フライス製作所は１２日、アジア系投資ファンドのＭＢＫパートナーズによる株式公開買い付け（ＴＯＢ）の開始が当初予定の１２月上旬からずれ込むと発表した。各国での認可手続きが遅れているためで、開始時期が決まり次第公表するとしている。

米国では１０月に政府機関が一部閉鎖された影響を受けた。フランス、イタリア、中国でも手続きが終わっていない。米国は来年３月上旬までに、他の国も今月下旬から１月中旬までに認可を取得する見込みという。

ＭＢＫパートナーズは６月、牧野フライスの全株式をＴＯＢで取得すると発表。買い付け価格は１株１万１７５１円で、１２月上旬ごろをめどに買い付け開始を目指すとしていた。