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欧州外為市場=ドル週間で4カ月ぶり大幅安へ、米利下げ観測で

2025年11月28日(金)01時51分

米ドル、ユーロ、ポンドの紙幣(2025年5月4日撮影)。REUTERS/Dado Ruvic

[27日 ロイター] - 欧州外為市場では、ドルが小幅上昇したものの、週間ベースでは4カ月ぶりの大幅な下げを記録する見通し。トランプ米大統領が利下げ圧力を強める中、市場では金融緩和への期待が高まっている。

トランプ大統領の考えとほぼ一致し、利下げを主張するハセット米国家経済会議(NEC)委員長が連邦準備理事会(FRB)の次期議長に就任すれば、ドルにとってマイナス材料となるとみられている。

主要通貨に対するドル指数は0.05%高の99.58。週間では0.06%安と、7月以来の下落率となる見通し。

円は対ドルで0.10%高の156.33円。日銀当局者が示したタカ派的な姿勢への転換が材料視された。

INGの外為ストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は「これは日本当局がドル/円市場に介入するにあたり魅力的な環境となる可能性がある」と述べた。

ユーロは0.05%安の1.1596ドル。一時、1週間半ぶりの高値1.1613ドルを付けていた。市場は、ユーロの押し上げ要因となる可能性があるウクライナ和平交渉を注視している。

ドルは対スイスフランで一時1週間ぶり安値に沈んだ後切り返し、0.16%高の0.8056フラン。

豪ドルは0.6536米ドル。 オーストラリア統計局が26日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4カ月連続で伸びが加速し、市場予想の中央値(3.6%)も上回った。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1590 1.1591

ドル/円 156.38 156.09

ユーロ/円 181.25 180.94

ロイター
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