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日本の新たな経済対策、財政リスク高める可能性=フィッチ
2025年11月27日(木)14時23分
[26日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは26日、日本の新たな経済対策について、中期的に財政政策を大幅に緩和させ、格付けの主な決定要因である政府債務の国内総生産(GDP)比に圧力がかかる場合、現在「A」のソブリン格付け(見通しは安定的)にとってリスクが高まる可能性があると指摘した。
今回の経済対策はフィッチが予想する今年のGDPの約3.4%相当と規模が大きく、一部の支出は1年以上にまたがる可能性もあり、財政赤字や債務指標への影響を評価するには時間がかかるとした。
一方、最近の財政状況は比較的堅調であるため、現在の格付け水準には余裕が生まれているとした。
その上で、日本の極めて高水準の公的債務は、特に中期的な成長見通しの弱さと人口高齢化に伴う構造的な財政圧力を背景に、同国のソブリン格付けにとっては主な弱点であり続けると述べた。





