午前のドル155円前半、一時9カ月半ぶり高値 円安けん制や株安が下押し
2016年5月16日、ベトナム・ハノイの支店で米ドル紙幣を数える銀行の従業員。REUTERS/Kham
Atsuko Aoyama
[東京 18日 ロイター] - 午前のドルは155円前半で、一時9カ月半ぶり高値を付けた。利下げに慎重な米連邦準備理事会(FRB)幹部の発言や高市早苗政権の積極財政への姿勢がドル買い/円売り材料で、高値圏で上値を試す機会をうかがう展開となった。一方、円安をけん制する片山さつき財務相の発言や軟調な日経平均が相場をやや下押した。
ドルは朝方から買い優勢で推移した。一時155.37円まで上値を伸ばし、前日海外時間の高値(155.31円)を上抜け、2月4日以来9カ月半ぶりの高値を更新。片山財務相の発言が伝わると下押しする場面もあったが、155円前半で底堅く推移した。
ユーロ/円も180円台に再び乗せ、前日海外の高値に並んだ。ただ、「欧州側にポジティブな話があるわけではない」(外資系証券幹部)との声もあり、上値は限られた。
片山財務相は18日の閣議後会見で、為替の動向について「足元は非常に一方的な、また急激な動きも見られて、憂慮している」と述べた。
日本の財政拡張観測や米利下げに対する見方の後退が、ドル買い/円売り材料となる一方、日経平均が軟調で円売りは加速しづらく、上昇に歯止めがかかった面があるとの見方も聞かれた。
きょうはこの後、高市首相と日銀の植田和男総裁の会談が控えており、関心を寄せる声が聞かれる。特に、経済財政諮問会議では積極財政を強く推進するような意見が出てきたことで、積極財政路線が「軌道に乗るまでは日銀の正常化は様子を見たほうがいいとのバイアスになっていきそうだということが意識されている」(外資系証券幹部)との見方もある。
会談での発言が為替を注視するなど一般的なものにとどまり、ドルが直近の高値を明確に上抜けた場合、156円手前までの上昇加速は考えられるものの、さらに一段上へ「強く上昇するトレンドに乗るには雇用統計などで利下げ見送りの見方が強まることが必要」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームディレクターの南英明氏)との声もある。
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