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英製造業PMI、10月49.7に改善 ジャガー生産再開が寄与

2025年11月03日(月)19時09分

 英国の10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.7で、9月の46.2から上昇し、速報値(49.6)からもわずかながら上方改定された。サイバー攻撃を受けた自動車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)の生産再開が寄与した。ソリフルのJLR工場で2022年12月撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)

[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた英国の10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.7で、9月の46.2から上昇し、速報値(49.6)からもわずかながら上方改定された。サイバー攻撃を受けた自動車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)の生産再開が寄与した。

PMIは12カ月ぶりの高水準。しかし好不況の分かれ目である50を2024年10月以降、下回っている。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのディレクター、ロブ・ドブソン氏は、国内外の需要低迷、受注残への依存という状況を考えると、JLRに関連した好転は短命に終わる可能性があると述べた。

信頼感に関する指数は8カ月ぶりの高水準となったが、増税リスク、トランプ関税が重しとなり、歴史的平均を下回っている。

投入コストは今年最も鈍い上昇。販売価格も今年2番目の鈍い上昇にとどまった。

ロイター
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