ニュース速報
ビジネス

米レディット、第4四半期見通しが予想上回る AI広告戦略奏功

2025年10月31日(金)10時51分

10月30日、 オンライン掲示板運営の米レディットの第4・四半期の業績見通しが市場予想を上回った。写真はレディットのロゴ。27日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Jaspreet Singh

[30日 ロイター] - オンライン掲示板運営の米レディットは30日に示した第4・四半期の業績見通しが市場予想を上回った。人工知能(AI)を搭載した広告ツールが企業のマーケティング支出拡大に寄与している。同社株は引け後の時間外取引で9%上昇した。

ジェン・ウォン最高執行責任者(COO)によると、レディットの広告事業は幅広い顧客を獲得しており、第3・四半期のアクティブ広告主数は75%以上増加した。

レディットはアルファベット傘下グーグルやマイクロソフトが支援するオープンAIとライセンス契約を結んでいる。

第4・四半期の売上高見通しは6億5500万─6億6500万ドル。LSEGがまとめたアナリストの平均予想(6億3790万ドル)を上回った。

第4・四半期の調整後利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)は2億7500万─2億8500万ドルの見通しで、こちらも市場予想の2億5880万ドルを上回った。

第3・四半期の売上高は68%増の5億8500万ドル。市場予想は5億4570万ドルだった。

今回の決算は、混み合うソーシャルメディア市場で大きなシェアを握るTikTok(ティックトック)やメタ・プラットフォームズと競合する同社にとって明るい材料となる。

ただ、米国のデイリーアクティブユニークユーザー数は第3・四半期に7%増と、前期の11%増から伸びが鈍化した。世界では19%増加し、1億1600万人に達した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

東エレク、通期純利益見通しを上方修正 期初予想には

ワールド

与野党、ガソリン暫定税率の年末廃止で合意=官房長官

ワールド

米台貿易協議に進展、台湾側がAPECでの当局者会談

ビジネス

中国製造業PMI、10月は49.0に低下 7カ月連
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 5
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 9
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 7
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 8
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中