ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは136円後半で底堅い、利上げで豪ドル堅調

2022年12月06日(火)15時38分

 12月6日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅高の136円後半で推移している。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2022年 ロイター/Murad Sezer)

[東京 6日 ロイター] -   午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅高の136円後半で推移している。前日海外の流れを引き継ぐ形で底堅い動きが続いた。0.25%の利上げが行われた豪ドルも堅調だった。

ドルは午前の安値136円前半から137円前半までじり高。前日に大きく上昇した米国金利がアジア市場でも底堅い動きを続けたことで、一時137.17円と前日海外高値を小幅に上抜けた。

137円台を回復する場面では「短期筋の損失確定に伴うドル買い/円売りも入った」(FX関係者)という。

ドル高の手掛かりとなったのは、前日の米供給管理協会(ISM)の11月非製造業総合指数が上振れたことと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの報道。WSJは「投資家が現在予想する5%を上回る水準まで、来年金利を引き上げることに、当局者の間で支持が広がることもありそうだ」などと伝えた。

日中に目立ったのは豪ドル高。91円前半から92円前半へ上昇した。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.10%とした。8会合連続の利上げで、政策金利は10年ぶりの高水準となった。

豪では、先に発表された10月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、伸び率も前月から鈍化。「中銀が引き締め姿勢を緩和させるのではないか、との観測が出回っていた」(外銀)ため、豪ドル買いが強まったようだ。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 136.96/98 1.0492/96 143.71/75

午前9時現在 136.57/59 1.0495/99 143.35/39

NY午後5時 136.74/77 1.0491/93 143.49/53

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インフレなおリスク、金利据え置き望ましい=米アトラ

ビジネス

トヨタ、米に今後5年で最大100億ドル追加投資へ

ワールド

ウクライナ・エネ相が辞任、司法相は職務停止 大規模

ワールド

ウクライナ・エネ相が辞任、司法相は職務停止 大規模
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 2
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編をディズニーが中止に、5000人超の「怒りの署名活動」に発展
  • 3
    炎天下や寒空の下で何時間も立ちっぱなし......労働力を無駄遣いする不思議の国ニッポン
  • 4
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 5
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 6
    ついに開館した「大エジプト博物館」の展示内容とは…
  • 7
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 10
    「麻薬密輸ボート」爆撃の瞬間を公開...米軍がカリブ…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中