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ドル111円半ば、北朝鮮ミサイルは反応薄

2017年11月29日(水)15時24分

 11月29日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの111円半ば。北朝鮮のミサイル発射を受け、きょう未明の外為市場では瞬間的に円高が進んだが、市場では当面の国際情勢に大きな変化が生じるものではないとの見方が次第に広がり、ドルは緩やかに値を戻した。写真は6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[東京 29日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの111円半ば。北朝鮮のミサイル発射を受け、きょう未明の外為市場では瞬間的に円高が進んだが、市場では当面の国際情勢に大きな変化が生じるものではないとの見方が次第に広がり、ドルは緩やかに値を戻した。

日本時間午前3時過ぎ、ミサイル発射の報を受けて111.06円まで下落したドルは、その後111円半ばに切り返し、東京市場でも底堅い展開が続いた。午前11時過ぎに北朝鮮が「重大発表」を行うと伝わるといったん111円前半へ反落したが、発表後は111円半ばへ再び値を戻した。

北朝鮮の国営メディアは昼過ぎ、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射実験に成功したと報じた。新型ICBMは同国が保有する最も強力なミサイルで、米国全土への到達が可能としている。

ミサイル発射や北朝鮮の声明に対する反応が鈍かったことについて、市場では「瀬戸際外交の一環という従来と同様の事象にとどまり、新たな展開が見込みにくい」(都銀)点を挙げる声が出ている。

トランプ米大統領も今回のミサイル発射後、北朝鮮に対する米国のアプローチは変わらないとしており、アジア時間の米10年債利回りは2.3%前半でほとんど反応がなかった。

市場では、あす30日に米上院で行われる税制改革法案の採決も関心を集めている。28日に上院予算委員会が同法案を承認した際、反対の可能性があるとされていた共和党議員が賛成に回ったことで、危ぶまれていた本会議でも可決の公算が高まったと楽観論が浮上してきたためだ。

同委員会では反対の意向を示していたボブ・コーカー氏とロン・ジョンソン氏がともに賛成票を投じ、共和党メンバーの12人全員が賛成した。米市場では株価の押し上げにつながったという。

<急騰の英ポンド、引き続き堅調> 

前日海外市場で急騰した英ポンドは1.33ドル後半、対円でも149円前半で底堅い動きが続いた。前日は英政府が欧州連合(EU)離脱に伴い支払う清算金について、EUの要求に近い額を支払う意向を示したことで今後通商協議が進展し、英国が合意のない離脱を回避できるとの期待からポンドが買われた。

ただ「清算金は離脱が決まった時点ですんなり払っていなければならないもの。仮に合意したとしても、本丸の通商交渉がやっとスタートするだけの話で、この材料でポンドを買うには早計」(みずほ銀行のチーフマーケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏)との指摘もあった。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 111.55/57 1.1849/53 132.20/24

午前9時現在 111.62/64 1.1847/51 132.26/30

NY午後5時 111.47/50 1.1839/43 131.97/01

(為替マーケットチーム)

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