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米国株が下落、GDP下方修正を嫌気

2015年02月28日(土)08時23分

2月27日、米国株式市場は下落して終了。第4・四半期米GDPが下方修正されたことで市場心理が悪化した。写真は2013年10月、米ニューヨーク証券取引所前で撮影(2015年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 27日の米国株式市場は下落して取引を終えた。朝方発表された昨年第4・四半期の米実質国内総生産(GDP)が下方修正されたことで市場心理が悪化した。

S&P総合500種は3日続落し、6.24ポイント(0.30%)安の2104.50で取引を終えた。ただ、月間ベースでは約5.5%高と、2011年10月以来の上昇率となった。

ダウ工業株30種も続落し、81.72ドル(0.45%)安の1万8132.70ドルだった。

ナスダック総合指数は24.36ポイント(0.49%)安の4963.53。月間では約7.1%高と2012年1月以来の上昇幅で、5000ポイントの大台に迫っている。

個別銘柄では、米アップルが1.5%下落した。フォート・ピット・キャピタル・グループのアナリスト、キム・フォレスト氏は、アップルが3月9日に新商品の発表を控えていることを背景に利益確定売りが出た可能性があると分析する。

百貨店大手JCペニーは6.8%の下落。市場予想に反して第4・四半期決算で損失を出したほか、2015年の業績はわずかな改善にとどまるとの見通しを発表したことが嫌気された。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約65億株で今月の平均である68億株を下回った。騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ1567で下げ1485(比率は1.06対1)だった。ナスダックは下げ1694で上げ1048(1.62対1)だった。

ロイター
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