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ヒト以外の哺乳類にも、妊娠期間中に「つわりに似た変化」が生じることが明らかに メカニズム解明で期待できること
(写真はイメージです) siro46-Shutterstock
<妊婦の70~80%が「つわり症状」を経験するものの、そのメカニズムには不明な部分が多い。北海道大学大学院獣医学研究院、東京科学大、理化学研究所などによる研究チームは、マーモセットとマウスを用いた実験で「つわりに似た変化」が生じることを明らかにした。その観察の方法、今回得られた成果の意義を紹介する>
妊娠中の女性は、感染症対策や生活習慣の見直し、服用できる薬の選別、転倒防止のための慎重な行動など配慮すべきことがたくさんあります。家族や周囲の理解と協力も大切です。
もっとも、どんなに本人や周囲が気を配っていても、予測不能で症状に個人差が大きいものに「つわり(悪阻:主に妊娠初期に起こる吐き気や食欲不振、倦怠感、味覚変化等の不快な症状)」があります。
つわりは妊婦のQOLを低下させる一方でメカニズムに不明な部分が多く、治療法は限られています。そもそも個人差が大きいことに加えて、原因解明には妊婦への聞き取り調査が不可欠ですが症状の感じ方は人それぞれであること、再現調査がほぼできないことなどが研究を難しくしています。
通常、ヒトの病気のメカニズムの解明や治療法の確立には、マウスやサルといったヒト以外の哺乳類で類似した「疾病モデル」を作って、体内でどのような変化が起きているかを研究します。けれど、つわりについてはヒト以外の動物で類似する現象が存在するかどうかも分かっていなかったため、これまでは適当な動物モデルを作れていませんでした。
北海道大学大学院獣医学研究院、東京科学大学、理化学研究所などによる研究グループは、マーモセットとマウスの妊娠初期に一時的に体重減少や摂食量減少・活動低下などの「つわりに似た変化」が生じることを明らかにしました。研究成果はオンライン学術誌「Scientific Reports」に25日付で掲載されました。
哺乳類の「つわりのような症状」はどのように観察されたのでしょうか。研究成果は、妊婦のQOL向上にどのような効果が期待されるでしょうか。概観してみましょう。
つわりの時期と症状
つわりは一般的に、妊娠5週目あたりから16週目前後に起こります。この時期は妊娠初期と呼ばれ、受精卵が着床した後、胎盤の形成と発達が活発に進む時期です。
これまでの研究によると、妊婦のうち70~80%が嘔吐、吐き気、食欲不振、体重減少、倦怠感、不眠や過眠、味覚や嗅覚の変化といった何らかの「つわり症状」を経験するとされています。つわりになると、嘔吐や食欲がないといった直接的な症状はもちろん、「赤ちゃんのために食べないといけないのに食べられない」「体調管理のために動きたいのに動けない」といった精神的なストレスが妊婦を苦しめます。
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