最新記事
トランプ関税

ブラックマンデー越えもあるか?トランプ関税ショックはこれからが本番

How Trump tariffs shock compares to worst stock market crashes in history

2025年4月8日(火)17時00分
ヒュー・キャメロン
どこまで下げるのか? ニューヨーク証券取引所のスタッフ

どこまで下げるのか? ニューヨーク証券取引所のスタッフ(2015年)REUTERS/Lucas Jackson

<トランプ関税の無茶苦茶さと不透明感で、世界の株価は21世紀でも上位に入る下げを記録した。しかし貿易戦争はまだ端緒についたばかり。過去の暴落と比べても、トランプの出方次第でまだまだ下げる余地はある>

ドナルド・トランプ米大統領が「解放の日」と称する4月2日に貿易相手国に対する相互関税を発表⑁したことを受けて、7日の米株式市場はここ数年来で最大の下落を記録した。

【チャート】2000年以降の株価暴落、下落率と下落期間

7日の米株価の乱高下は、トランプ政権の関税政策をめぐる不透明感に起因している。「解放の日」の演説を受けて米国株や米ドルが大きく売り込まれ、株価は今世紀最悪の部類に入る下落幅を記録。

S&P500指数は3日と4日の2日間で2020年3月以来最大の大幅安となり、ダウ平均は9.3%、ナスダック総合指数も11.4%下落した。

2月19日から4月4日の取引終了までの下落率はダウ平均で14.1%、S&P500で17.4%、ナスダック総合指数では22.3%に達した。

それでも、米史上最も深刻な幾つかの株価暴落時と比べると、まだ「下げ余地」はある。関税戦争も、中国の報復関税の発動やトランプのさらなる報復関税の脅迫など、本番はまだこれからだ。

では、株価はどこまで暴落しうるのか。歴史に残る過去の下げと比較してみよう。

資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=反発、イラン作戦「ほぼ完了」とのトラ

ワールド

米、ロシア産原油への制裁緩和を検討 世界原油高に対

ワールド

G7、石油備蓄放出巡り10日に協議 エネ相会合

ワールド

G7財務相会合、石油備蓄放出決定至らず 必要な措置
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ルートとは?...スクワットの真実
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 10
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中