最新記事

海洋生物

メスのサメしかいない水槽で赤ちゃんが生まれる

2021年8月25日(水)16時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

元気に泳ぎ回るイスペラ Acquario di Cala Gonone via Zenger/YouTube

<科学者たちは大興奮! DNA検査で証明されれば、ホシザメとして初めての事例に>

イタリア・サルデーニャ島の水族館で、メスだけの水槽からホシザメの赤ちゃんが誕生した。科学者によると、今回の出来事は、この種による無性生殖の初めての事例となる可能性があるという。

サルデーニャ島にあるカーラ・ゴノネ水族館では、10年前から今回のサメの生みの親であるメスと他のメス1匹が同じ水槽で飼育されていたとイタリアの通信社AGIが報じている。

単為生殖とは、本来有性生殖(受精によって子孫を残す)を行う生物のメスが単独で子供を生むことを指す。

ナショナルジオグラフィックによると、単為生殖には「オートミクシス」と「アポミクシス」の2種類があるという。オートミクシスは母親の遺伝子をわずかにシャッフルして、完全なクローンではないが母親に似た子孫を作るというもの。アポミクシスで生まれた子供は完全なクローンだ。

科学者たちは今回の出来事に興奮している。

DNA検査でこの赤ちゃんザメが単為生殖の結果生まれたことが証明されれば、ホシザメで初めてということになる。

ニューヨーク・ポスト紙によると、実際に単為生殖で生まれたかどうかを確認するために、海洋学者が赤ちゃんザメと母親のDNAサンプルを研究室に送ったという。

このニュースに興奮した水族館は、フェイスブックに水槽を泳ぎ回る小さなサメの動画を投稿した。

赤ちゃんは「希望」を意味するイスペラと名付けられた。

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ワールド

米政府がサル痘対策強化、国家備蓄のワクチンを州に配

ビジネス

独VWのディースCEO、半導体不足緩和で下期の業績

ワールド

トランプ氏「議会向かえ」と要求、警護隊ともみ合い=

ワールド

米FDA諮問委、ワクチンの見直し勧告 オミクロン株

今、あなたにオススメ

MAGAZINE

特集:広がるインフレ 世界経済危機

2022年7月 5日号(6/28発売)

急激なインフレ、食糧・エネルギー不足、米バブル崩壊...... 「舵取り役」なき世界経済はどこへ

人気ランキング

  • 1

    【モナコ王室】夫婦不仲説をシャルレーヌ公妃が一蹴、キスする姿も

  • 2

    食料品がこんなに高い!?インフレが止まらないNYの実態

  • 3

    メーガン妃「いじめ調査」結果はクロか? 「次は差別カードを切るはず」と王室作家

  • 4

    逆子の自然分娩「レクチャー映像」がトラウマ級

  • 5

    「中の人」の視点で終わった『東京2020オリンピック …

  • 6

    極超音速ミサイル「ツィルコン」はウクライナの戦況…

  • 7

    世界が見るウクライナ戦争の姿はフェイク? 「戦争PR…

  • 8

    アメリカで「転売ヤー」問題が少ない理由

  • 9

    メーガン妃はイギリスで、キャサリン妃との関係修復…

  • 10

    プーチン病気説の決定打?どう見ても怪しい動画

  • 1

    メーガン妃はイギリスで、キャサリン妃との関係修復を狙ったが失敗した(王室専門家)

  • 2

    アメリカで「転売ヤー」問題が少ない理由

  • 3

    メーガン妃「いじめ調査」結果はクロか? 「次は差別カードを切るはず」と王室作家

  • 4

    可愛くないはずがない...それでも女王が曾孫リリベッ…

  • 5

    逆子の自然分娩「レクチャー映像」がトラウマ級

  • 6

    【モナコ王室】夫婦不仲説をシャルレーヌ公妃が一蹴…

  • 7

    【映像】夫婦と愛犬、すんでのところで猛追クマから…

  • 8

    プーチン「重病説」を再燃させる「最新動画」...脚は…

  • 9

    ヘンリー王子夫妻、娘リリベットの誕生日会に参加し…

  • 10

    BTS「V」熱愛報道は後輩グループの「醜聞隠し」のた…

  • 1

    治験中のがん新療法、18人全員の腫瘍が6ヶ月で消失 専門医「前代未聞」

  • 2

    女性を踏み殺したゾウ、葬儀に現れ遺体を執拗に踏みつけ去る インド

  • 3

    遺体ばかりか負傷兵も置き去り──ロシア軍指揮官のプロ意識がさらに低下(米戦争研究所)

  • 4

    【映像】突進してくるゾウの赤ちゃんが「ちっとも怖…

  • 5

    英ルイ王子の「やんちゃ」ぶりで、キャサリン妃に「…

  • 6

    極超音速ミサイル「ツィルコン」はウクライナの戦況…

  • 7

    インド人初のK-POPスター誕生へ 4000人から選ばれた…

  • 8

    プーチン「重病説」を再燃させる「最新動画」...脚は…

  • 9

    中国側に「寝返った」ジャッキー・チェン、「父親が…

  • 10

    英ヘンリー王子夫妻、軽い扱いに「激怒」してイベン…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
ニューズウィーク日本版ウェブエディター募集
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中

STORIES ARCHIVE

  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月