最新記事

感染症対策

安倍首相「全世帯に布マスク配布、邦人含む全入国者に2週間待機要請も」

2020年4月1日(水)19時46分

安倍晋三首相は、新型コロナウイルス感染症対策本部で、来週決定する経済対策に全国5000万世帯への布マスク配付を盛り込むと明らかにした。国会で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

安倍晋三首相は1日、新型コロナウイルス感染症対策本部で、来週決定する経済対策に全国5000万世帯への布マスク配付を盛り込むと明らかにした。3日から米中韓を含む世界49カ国・地域からの入国を拒否、これで入国拒否の対象は73カ国・地域となる。邦人を含む全世界からの入国者に対して2週間の待機と公共交通機関の利用自粛を求める。

首相は「店頭でマスクの品薄が続いている」と陳謝する一方、3月は国内のマスク生産量が月6億枚に達し、今後のさらなる増産で7億枚を確保する見通しと述べた。

日本郵政を活用し全国5000万世帯に対して、1住所あたり2枚ずつの布マスクを再来週以降、感染者の多い都道府県から順次配送する。

バー、カラオケ出入り自粛要請

対策本部会合に先立ち開かれた専門家会議の提言を踏まえ、感染が拡大しているバー、ナイトクラブ、カラオケ、ライブハウスへの出入り自粛を要請した。

専門家会議で、全国を感染の拡大地域、確認地域、未確認地域に分け、感染拡大地域での学校休校が提言されたのを踏まえて、休業を迫られる保護者への支援などを継続する姿勢を強調した。

(竹本能文)

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・BCGワクチンの効果を検証する動きが広がる 新型コロナウイルス拡大防止に
・新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(4月1日現在)
・東京都、都立学校の休校をGWまで延長へ 新型コロナウイルス感染拡大で


cover200407-02.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

焦点:英首相、対中関係改善に弱腰批判 スパイ起訴断

ビジネス

アングル:米地銀株安が日本に波及、利益確定の口実か

ワールド

マダガスカル、クーデター指導者が大統領に就任

ビジネス

中国財政収入、9月前年比2.6%増 伸び加速
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 4
    間取り図に「謎の空間」...封印されたスペースの正体…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 7
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    ホワイトカラーの62%が「ブルーカラーに転職」を検討…
  • 10
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中