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菅官房長官「新型コロナウイルスまん延の恐れ高いが、学校再開は問題ない」

2020年3月26日(木)18時27分

菅義偉官房長官は、新型コロナウイルスについて、まん延する恐れが高いものの、新学期から学校を再開する方針を変更する必要はないとの認識を示した。写真は小学校に登校する子供たち。2月末東京で。Issei Kato - REUTERS

菅義偉官房長官は26日午後の会見で、新型コロナウイルスについて、まん延する恐れが高いものの、新学期から学校を再開する方針を変更する必要はないとの認識を示した。

菅官房長官は、学校の再開は専門家会議での意見を参考に決めており、そこで提起された「いろいろな指摘を守っていけば、(学校の再開は)問題ない」との見解を示した。

一方、東京都の小池百合子知事が25日夜、今週末の外出自粛を呼びかけた後に、都内のスーパーなどで食料品の不足が顕在化していることに対し、菅官房長官は「食料品は十分な供給力があり、一部のスーパーでは2─3倍の入荷を行っているところもある。冷静な対応をお願いしたい」と述べた。

また、マスクについては、品薄解消に向けた努力を続け、トイレットペーパーは全国的に徐々に品薄が解消しているとの見解を示した。

ライブハウス関係者などが26日、政府に対して休業補償を求めたことに関連し、菅官房長官は政府が取りまとめている経済対策の中に、事業継続が困難なところに対してできるだけ支援する方向で検討を進めていると説明。何らかの救済策が対策パッケージの中に盛り込まれる可能性に言及した。

*内容を追加しました。

(田巻一彦)

[ロイター]


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