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イギリス総選挙、第1週の政治献金はジョンソン首相の保守党が労働党の26倍

2019年11月22日(金)09時13分

英国で来月12日の総選挙に向けた選挙戦の第1週に各政党が受けた政治献金の額は、ジョンソン首相(写真)が率いる与党・保守党が最大野党である労働党の26倍となった。11月21日、ベドフォードで撮影(2019年 ロイター/Dan Kitwood/代表撮影)

英国で来月12日の総選挙に向けた選挙戦の第1週に各政党が受けた政治献金の額は、ジョンソン首相が率いる与党・保守党が最大野党である労働党の26倍となった。

保守党が11月6日からの6日間で570万ポンド(740万ドル)の資金を集めたのに対し、労働党への献金は21万8500ポンドにとどまった。全政党への献金のうち87%が保守党に向けられた。

これほど高額の献金を集めたジョンソン氏の手腕から、同氏の人気の高さが浮き彫りになった。これは世論調査で他党をリードしている保守党に追い風となる。だが、保守党は大富豪や銀行、大手企業の味方だとする労働党の主張を裏付けることにもなりかねない。

労働党には比較的小口の献金が集まる傾向があるとはいえ、より規模の小さい2政党よりも献金額が少なかった。同じ週の政治献金額は親欧州連合(EU)派の自由民主党が27万5000ポンド、ブレグジット党が25万ポンドだった。

[ロンドン 21日 ロイター]


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