イスラエル軍機撃墜、イランとの緊張激化で戦争か
2018年2月13日(火)18時30分
もちろん、100%の防御システムなどもともとあり得ない。それでも、イスラエル軍機を数十年ぶりに撃墜したシリア政府軍はこの「快挙」を祝っている。
イスラエルの情報筋によれば、無人機は敵のレーダーに映りにくい準ステルス仕様で、イランが2011年に撃墜して捕獲した米軍の最新鋭の無人偵察機RQ170型を複製したものだという。イランは無人機をほぼ無傷で回収できたので、そこから軍事機密も入手できたはずだ。
もう1つ特筆すべきは、アメリカの不在だ。1950年代以降、中東でアメリカが今ほど影響力を失ったのは初めてだ。
イスラエル軍機が撃墜された日の朝、ドナルド・トランプ米大統領は無関係のツイートに明け暮れていた。代わりに米国務省の報道官が声明を出し、イスラエルの自衛権を支持すると言っただけだ。
(翻訳:河原里香)
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