最新記事

テロ

カナダで警官襲撃事件 ソマリア難民がISISに感化され単独テロ?

2017年10月2日(月)10時00分

10月1日、カナダ西部アルバータ州の州都エドモントンで9月30日夜、男が警官1人を車ではねた後にナイフで刺し、その後逃走中に通行人4人に車を突っ込んで負傷させた事件で、カナダ連邦警察は、殺人未遂容疑で容疑者のソマリア難民男性を訴追した。写真は事件を起こした車両を捜査する警察官たち。エドモントンで撮影(2017年 ロイター/Candace Elliott)

カナダ西部アルバータ州の州都エドモントンで9月30日夜、男が警官1人を車ではねた後にナイフで刺し、その後逃走中に通行人4人に車を突っ込んで負傷させた事件で、カナダ連邦警察は1日、殺人未遂容疑で容疑者のソマリア難民男性を訴追した。

当局はこの事件をテロ行為としている。

カナダ連邦警察(RCMP)によると、容疑者は30歳の男性で、名前は公表されていない。2年前に過激主義的な思想を拡散したとして取り調べを受けたが、脅威とは認められず訴追されなかったという。

エドモントン警察当局の責任者は、容疑者が犯行に使用した車の中から過激派組織「イスラム国」(IS)の旗が見つかったと述べた。

エドモントンのドン・イヴソン市長は記者団に「現時点では、単独犯による攻撃と考えている」と語った。

刺された警察官は1日に病院から退院しており、4人の通行人のうち2人も退院、残りの1人は容体が落ち着き、もう1人は意識を回復した。

[エドモントン(カナダ・アルバータ州) 1日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ウクライナ専門家、24日の米ロ会合に参加=ゼレンス

ワールド

パナマ大統領、運河巡る米の軍事的選択肢検討の報「重

ビジネス

米中古住宅販売、2月4.2%増 予想外に増加も今後

ビジネス

米経常赤字、第4四半期は3039億ドルに縮小 改善
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャース・ロバーツ監督が大絶賛、西麻布の焼肉店はどんな店?
  • 4
    古代ギリシャの沈没船から発見された世界最古の「コ…
  • 5
    「気づいたら仰向けに倒れてた...」これが音響兵器「…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「レアアース」の生産量が多…
  • 7
    医師の常識──風邪は薬で治らない? 咳を和らげるスー…
  • 8
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 9
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 10
    DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「レアアース」の生産量が多…
  • 8
    「気づいたら仰向けに倒れてた...」これが音響兵器「…
  • 9
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 10
    古代ギリシャの沈没船から発見された世界最古の「コ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中