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米連邦地裁判事、イラク人1400人超の送還手続きを一時差し止め

2017年7月25日(火)18時03分

7月24日、米ミシガン州のマーク・ゴールドスミス連邦地裁判事は24日、本国送還命令を受けていたイラク人1444人の送還手続きを一時停止する仮命令を出した。写真は本国送還命令を受けているイラク人に代わり裁判所の前で抗議をする人々。デトロイトで6月撮影(2017年 ロイター/REBECCA COOK)

米ミシガン州のマーク・ゴールドスミス連邦地裁判事は24日、本国送還命令を受けていたイラク人1444人の送還手続きを一時停止する仮命令を出した。

アメリカ自由人権協会(ACLU)の弁護士は送還命令を受けていたイラク人について、本国で民族的・宗教的少数派とみなされるため送還されれば迫害を受ける恐れがあると主張し、仮差し止め命令を出すよう求めていた。

ゴールドスミス判事は仮命令書の中で「重大な危害を受ける可能性がある人々が裁判所での審理を受ける前にこの国から追放されることはない」と説明した。

今のところ米政府が上訴するかどうかは不明。検察当局からは今のところコメントを得られていない。

[デトロイト 24日 ロイター]


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