最新記事

テロ

トルコ南部、知事室の入るビル近くで爆弾テロ 2人死亡

2016年11月24日(木)20時10分

11月24日、トルコ南部アダナの知事室の入る建物の外で車が爆発し、2人が死亡、十数人が負傷した。国営のアナドル通信が伝えた。提供写真(2016年 ロイター/Ihlas News Agency)

 トルコ南部アダナの知事室の入る建物の外で24日朝、車が爆発し、2人が死亡、十数人が負傷した。国営のアナドル通信が伝えた。

 チェリック欧州連合(EU)相は、爆発を「卑劣な襲撃」とツイッターに投稿した。爆発についての当局の声明は今のところない。

 犯行声明は出ていないが、ムエジンオール労働相はCNNトルコに対し、少数派民族クルド人の武装組織「クルド労働者党(PKK)」による犯行との見方を示し、21人が負傷、うち5人が重傷だと語った。

 ビデオの映像には、ビルの外の駐車場で車が燃え、白い煙が上がっている様子がみられた。

 アダナは、トルコの地中海沿岸から40キロの都市。米軍が、過激派組織「イスラム国」空爆作戦の拠点とするインジルリク空軍基地から約16キロにある。米軍の家族は3月、治安上の懸念から、アダナなどトルコの都市から離れるよう指示されていた。

[イスタンブール 24日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インタビュー:経済対策、補正で20兆円必要 1月利

ワールド

ドイツ財務相「貿易競争には公正な条件が必要」、中独

ワールド

韓国、北朝鮮に軍事境界線に関する協議を提案

ビジネス

英生保ストレステスト、全社が最低資本要件クリア
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 5
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 8
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    反ワクチンのカリスマを追放し、豊田真由子を抜擢...…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中