最新記事

2016米大統領選

共和党議員がヒラリー支持の反旗、トランプの米兵遺族中傷で

2016年8月3日(水)10時23分

8月2日、米共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏(写真)の米兵遺族中傷発言を受け、同党下院議員の1人が民主党候補のヒラリー・クリントン氏を支持すると明らかにした。バージニア州アッシュバーンで撮影(2016年 ロイター/ERIC THAYER)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏の発言をきっかけに、党内の対立が深まっている。同氏は2日、党所属の重鎮議員について、予備選挙で支援しない可能性を示唆。一方、身内である共和党下院議員の1人は民主党候補のヒラリー・クリントン氏を支持すると明らかにした。

また、オバマ大統領は、トランプ氏がイラクで戦死した米兵士の遺族を中傷したとして、批判を表明。さらに共和党指導部に対し、「不適格な」候補への支持をなぜ取り下げないのか疑問を投げかけた。

7月末に開催された民主党党大会で、イラクで戦死したイスラム教徒の米兵士の父親、キズル・カーン氏は激しくトランプ氏を批判。これを受け、トランプ氏はカーン氏の妻が演説しなかったことは宗教上の理由と発言し、同遺族との対立が続いている。

トランプ氏はワシントン・ポスト紙のインタビューで、11月8日の連邦議会選挙に先立ち各州で開かれる予備選挙をめぐり、ポール・ライアン下院議長とジョン・マケイン上院議員について、どちらも支持しない可能性があると述べた。

ライアン、マケイン両氏は、トランプ氏が米兵士遺族と対立していることを非難していた。

さらに、これまでに複数の共和党議員がトランプ氏を支持しないと語っていたものの、リチャード・ハンナ下院議員が初めてクリントン氏支持を明確にした。トランプ氏が米兵士遺族を中傷したことを受けて決断したという。ハンナ氏は今期限りで引退する意向だ。



[ワシントン 2日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:トランプ氏が「迫害」主張の南ア、暮らしや

ワールド

トランプ氏 、 ホルムズ海峡に多くの国が軍艦派遣と

ビジネス

最近の急速なウォン安・円安、深刻な懸念共有=日韓対

ワールド

米戦略石油備蓄の第1弾、来週末までに供給 8600
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革命をもたらす「新世代ドローン」とは?
  • 3
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈祷」を中国がミーム化...パロディ動画が拡散中
  • 4
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 5
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 6
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 7
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 8
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 9
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 8
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中