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ウクライナ情勢

「私は絶対にしたくないお願いをしている」──オレナ夫人がアメリカ議会で演説

2022年07月23日(土)14時15分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
オレナ・ゼレンスカ

7月20日、アメリカ議会で演説するオレナ・ゼレンスカ大統領夫人 POOL New-REUTERS

<ゼレンスキー大統領の妻、オレナ・ゼレンスカ夫人がアメリカを電撃訪問。20日、アメリカ議会でウクライナの子供たちを助けてほしいと演説した>

19日、ウクライナのファーストレディ、オレナ・ゼレンスカ夫人が首都ワシントンを訪問。ホワイトハウスでバイデン大統領夫妻の出迎えを受けた。ジル夫人は5月にウクライナを電撃訪問し、今回は逆にオレナ夫人が電撃訪問するかたちとなった。

20日には米議会で演説を行い、アメリカに対してさらなる支援を呼びかけた。「ファーストレディーとしてではなく、一人の娘、一人の母として」と前置きをした上で、クリスマスに出会った4歳の女児リザが7月14日にロシアのミサイル攻撃で亡くなったことなど、ウクライナの子供たちの窮状を訴えた。

「私は今、絶対にしたくないお願いを皆さんにしています。それは武器がほしいということです。他人の土地で戦争をするためではなく、自分の家族を守るための武器です。(略)これは私の夫が求めていることでもありますが、今回は大統領夫妻としてのお願いではなく、「安心して寝なさい」と、親が子供に言えるようにするためです。私は高望みしすぎでしょうか?」

ゼレンスキー大統領とは同郷で同じ学校に通っていたものの、別のクラスにおり、当時は面識がなかったという夫妻。交際を始めたのは大学生になってからで、2人は劇団仲間でもあった。8年間の交際を経て、2003年に結婚。ゼレンスキー大統領が設立した、制作プロダクション「Kvartal 95(第95街区)」でオレナ夫人は脚本家をつとめていた。

大統領とともにロシア語を母語に育ったが、読み聞かせなどを通して、ウクライナ語の普及活動に力を入れているオレナ夫人。

また、障がい児教育にも力を入れ、今回の米国議会の演説で触れたリザとの交流だけでなく、視覚障がい児向けのオーディオ・ブックで日本の「桃太郎」を自ら音読したことも話題となった。

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